2回受験して得たAWS認定ソリューションアーキテクト(SAA)の教訓

2回受験して得たAWS認定ソリューションアーキテクト(SAA)の教訓

Clock Icon2020.02.10

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、データアナリティクス事業本部の下地です。
1月にclassmethodにジョインしてから気づいたら1ヶ月過ぎました。
チームメンバーのサポートもあり業務にも慣れてきて楽しく仕事が出来てるな〜と実感しております。
今回は、SAAを取得したので感想と勉強した内容についてまとめたいと思います。

本記事の内容は以下の構成になっております。

  • 試験振り返り
  • SAAに必要なBlack Beltまとめ
  • 理解不足だった内容
  • まとめ

試験の振り返り

2回受けた試験結果と勉強方法の比較についてそれぞれまとめます。

試験結果

試験結果を表にまとめます。
合格ラインは720でしたので2回目で(ギリギリですが)合格しました。
不合格だった1回目の反省として「SAAの資格取得のみ」が目的になってしまい、勉強の途中からサービスの理解ではなく単語の暗記になってしまったと思います。もちろん単語を覚えて解答出来る問題もありますので覚えることも大切です。しかし、SAAの試験内容はサービスの連携や様々なパターンにおける最適な解答を選ぶ必要がありますので単に暗記だけだと合格に届かないと実感しました(実際に1回目は56点届かず不合格でした)。ですので2回目の勉強に関してはサービスの詳細や連携について理解するように努めました。

試験 得点 合格ラインとの差 試験日 学習期間
1 回目 664/1000 -56 2019年12月 2ヶ月
2 回目 775/1000 +55 2020年 2月 3ヶ月

勉強方法の比較

勉強方法について表にまとめます。
1回目は1冊の本をメインに勉強しました。
2回目はBlack Beltをメインで勉強したのちUdemyの教材でサービスの実装や模試を受けたりしました。
またSAAの勉強にあたり公開模試は受験しなかったのですが、やれば良かったと思いました。

内容 1回目 2回目 詳細
Black Belt - AWS サービス別資料
AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
Udemy Udemy
公式模試 - - AWS 認定試験に備える

SAAに必要なBlack Beltまとめ

Black BeltはAmazonが提供しているオンラインセミナーです(AWS サービス別資料)。
1回目に試験を受けたときはBlack Beltという名前を聞いたことはありましたが利用しませんでした。しかし、実際にページに行ってみると各サービスの説明がたくさんあり圧巻です。スライドとPDFが見れるのに加えて、Youtubeにアップされてる内容もあり移動中なども聞く事ができ、倍速機能を使用する事で効率的に聞くことも可能です。以下にSAAを受ける上でよく必要だなと思った内容をまとめます。
※AWSのサービスの更新はとても頻繁に行われるのでいつ公開された情報なのか正しく把握する必要があります。公開日を記載しますので時間が経ってるものに関しては新しい資料が出てないか確認お願いしましす。

カテゴリ サービス名 公開日
Compute Amazon EC2 2019/03/05 Youtube PDF
Compute Amazon EC2 Auto Scaling 2017/03/15 PDF
Compute Amazon ECS 2019/07/31 Youtube PDF
Compute AWS Lambda 2019/04/02 Youtube PDF
Storage Amazon EBS 2019/03/20 Youtube PDF
Storage Amazon S3 2019/02/20 Youtube PDF
Storage Amazon EFS 2019/05/20 Youtube PDF
Storage Amazon Storage Gateway 2017/02/23 PDF
Databases Amazon DynamoDB 2017/08/09 PDF
Databases Amazon ElastiCache 2017/12/14 PDF
Databases Amazon RDS 2018/04/25 Youtube PDF
Databases Amazon Aurora with MySQL 2019/04/24 Youtube PDF
Databases Amazon Redshift 2019/01/22 Youtube PDF
Networking & Content Delivery Elastic Load Balancing (ELB)  2019/10/29 Youtube PDF
Networking & Content Delivery Amazon VPC 2019/03/13 Youtube PDF
Networking & Content Delivery Amazon CloudFront 2019/07/30 Youtube PDF
Networking & Content Delivery Amazon CloudWatch 2019/11/27 Youtube PDF
Networking & Content Delivery Amazon Route 53 2016/01/13 PDF
Security, Identity & Compliance AWS Identity and Access Management (IAM) 2019/01/29 Youtube PDF

理解不足だった内容

2回の勉強を通して理解するのに時間がかかったサービスを以下にまとめます。 私の場合はこの内容に関しては分からない単語を調べノートに書きだしました。ノートへの書き出しは時間はかかりますが理解を深めるのにはとても重要だと思います。

Amazon Virtual Private Cloud(VPC)

VPCは利用者ごとのプライベートなネットワークをAWS内に作成する重要なサービスです。以下の資料を書き出すことでVPCに必要な知識を学び、ネットワークにおけるルーティングやセキュリティに関する内容をイメージ出来るようにしました。

Amazon Route 53(Route 53)

Route 53はドメイン管理機能と権威DNSを提供するサービスです。「なるほどそうなのね」と1回目の試験勉強の際は素通りしてました。ただ、Route 53の機能についてただ覚えていただけですので詳細について理解出来ていませんでしたので以下のスライドを参考にDNS(Domain Name System)と権威DNSについて改めて学習することで、Route 53への理解を深めることが出来ました。

まとめ

SAAを取得するにあたり実際に費やした期間は3ヶ月です。試験を受ける前に他の方のブログを読んで1ヶ月くらいで取れるかな〜と淡い期待を抱いてましてが、そんなに甘くはなかったです。。
試験自体は基本的な内容が多いですが必要な基礎知識が圧倒的に多いため、ゆっくり時間をとった方がいいと思いました。また、AWSに関する知識以外にも、ネットワークに関する基礎的な事も正しく学習する必要があるなと感じました。1回目の試験の際にはAWSに関する勉強のみを優先し、根本的な基本的概念を理解するための勉強を疎かにしてしまったのは反省点です。
試験を通してみて、AWSのサービスはとても多く何から勉強していいか悩んだのですがSAA取得を目標に勉強する事で基本的な内容を体系立てて学ぶことが出来たと思いました。また、AWSだからと身構えるのではなく、様々なサービスがあるので”このサービス”はどの機能に該当するのか?と考えると理解しやすくなるのかなと思います。

余談ですが、試験直前に試験内容を見直そうと思って本を読んでしまい、逆に焦ってしまった状態で試験を受けてしまいました。。試験直前に覚え直す事はできないのでメンタル調整をするのが大切だなと実感しました。この経験を活かし、次は「AWS Certified Security - Specialty」の取得を目指し勉強頑張ります。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.